「昨日までは普通に使えていたのに、急にノートPCの動作が遅くなった…」
そんな経験はありませんか?
突然パソコンが重くなる原因は、Windowsの自動更新・バックグラウンドアプリ・熱暴走・ストレージ容量不足・ウイルス感染など多岐にわたります。
この記事では、パソコン修理の現場で実際によくあるトラブルをもとに、ノートPCが急に遅くなる原因と今すぐできる改善方法15選を解説します。
専門知識がなくても実践できる内容なので、この記事を順に試せば90%のケースで改善が期待できます。
ノートPCが「急に遅い」と感じる主な症状

まずは「どんな状態を“遅い”と感じるのか」を整理しましょう。症状を把握することで、原因の切り分けが簡単になります。
1. 起動やシャットダウンが極端に遅い
Windowsの起動に数分かかる場合、スタートアップアプリの多さやHDDの劣化が考えられます。
2. アプリやブラウザの立ち上げに時間がかかる
メモリ不足やCPUの高負荷、またはブラウザの拡張機能が原因のことも。特にGoogle Chromeはメモリ使用量が多く、古いPCでは動作が重くなりがちです。
3. 動画がカクつく/マウスが止まる
GPUやCPUの負荷が限界に達している可能性があります。動画編集ソフトや高解像度動画の再生時に発生しやすいです。
4. ファイルを開くのに時間がかかる
HDDの断片化やストレージの空き容量不足が関係しています。
5. ファンの音が大きい/本体が熱い
放熱がうまくいかず、CPUが性能を制限している(サーマルスロットリング)状態です。
ノートPCが急に遅くなる主な原因
1. CPUやメモリ使用率の異常上昇
タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)で確認できます。使用率が常に90%以上なら、バックグラウンドで不要なアプリが動作している可能性大。
2. ストレージ(HDD/SSD)の空き容量不足
空き容量が10%を下回るとシステムの一時ファイルが書き込めず、全体の処理が遅延します。
動画・写真・ダウンロードフォルダの不要データを削除し、最低でも20GB以上の空きを確保しましょう。
3. Windowsアップデートの影響
自動更新が裏で動作していると、CPUやディスク使用率が一時的に上がります。更新を完了させることで改善します。
4. 常駐アプリや自動起動プログラムの多さ
LINE、Dropbox、Adobe系アプリなどは起動時にメモリを占有します。
「設定 → アプリ → スタートアップ」から不要な項目を無効化しましょう。
5. ウイルスやマルウェア感染
不正プログラムがCPUを占有しているケースがあります。
Windows Defenderの「フルスキャン」または信頼できるウイルス対策ソフトでチェックしましょう。
6. 熱暴走(オーバーヒート)
内部温度が上昇すると、自動的にCPU性能が制限されます。
冷却ファンや排気口にホコリが詰まっていないか確認し、エアダスターで掃除を。
7. HDDの劣化またはSSDの寿命
特にHDDは経年劣化で速度が極端に低下します。
CrystalDiskInfoなどのツールで健康状態を確認し、寿命が近い場合はSSDへの換装が最善策です。
今すぐできる改善方法15選

1. 不要なアプリを終了・アンインストール
「設定 → アプリ → アプリと機能」から使っていないアプリを削除。
2. スタートアッププログラムを無効化
起動時に立ち上がるアプリを減らすだけで、起動速度が最大50%改善することも。
3. タスクマネージャーで高負荷プロセスを確認
CPUやディスク使用率が高いアプリを右クリック→「タスクの終了」で一時停止。
4. 一時ファイルやキャッシュを削除
「設定 → システム → ストレージ」から「一時ファイル」を削除。ブラウザのキャッシュも忘れずに。
5. ディスククリーンアップとデフラグ実行
Windows標準機能「デフラグとドライブの最適化」でHDDを整理(SSDには不要)。
6. Windows Updateを完了させる
更新プログラムの適用を中途半端にすると動作が不安定になります。
7. ウイルススキャンを実行
Windows DefenderまたはESET、カスペルスキーなどの信頼性の高いソフトでスキャン。
8. クラウドストレージを活用して容量確保
GoogleドライブやOneDriveを利用して不要データをクラウド化。
9. 視覚効果をオフにする
「システムの詳細設定 → パフォーマンス → 視覚効果」で「パフォーマンス優先」を選択。
10. バッテリー設定を「高パフォーマンス」に変更
「設定 → システム → 電源とバッテリー」で「電源モード」を変更。
11. 内部のホコリ掃除
エアダスターでファンと排気口を清掃。熱が逃げやすくなり処理速度も安定します。
12. 外付けSSDを利用して一時的に高速化
USB3.0以上対応の外付けSSDを使うと、HDD機でも一時的な速度改善が可能です。
13. HDDをSSDに換装
最も効果的な方法。SSDに換装するだけで起動時間が数分→10秒台まで短縮されます。
14. メモリを増設
8GB以上が推奨。ChromeやZoomなど複数アプリを使うなら16GBあると快適。
15. それでも改善しない場合は初期化または買い替え
全て試しても効果がない場合、OSのクリーンインストールや買い替えが最終手段です。
買い替えを検討すべきタイミング
- 使用年数が5年以上経過している
- HDD搭載モデルである
- メモリが4GB以下
- Windows 11に非対応
- 電源を入れても5分以上かかる
最近では5万円台のSSD搭載ノートPCでも十分高性能。
「動作が遅くてストレス…」と感じたら、買い替えた方が生産性が上がります。
まとめ:原因を特定して一つずつ改善すれば解決できる
ノートPCが急に遅くなったときは、焦らず「何が原因か」を順に切り分けていくことが大切です。
ほとんどのケースは、不要アプリ削除・ストレージ整理・SSD換装・冷却改善で劇的に改善します。
日常的にアップデートや掃除を行い、快適で長持ちするノートPCライフを送りましょう。

